電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-8-21
連続値パラメータ推定における圧縮センシングの手法の性能比較
◎西部洋介・古賀郁海・實松 豊(九大)
レーダーは電波を発信し検出すべき物体からの反射波を観測することで,
物体の速度と位置を検出する装置である.近年,圧縮センシングの枠組
みを利用してレーダーの解像度を向上させる研究が行われている.圧縮セン
シングの解法を利用するためには,位置と速度のパラメータ空間を離散化
する必要がある.しかし,真のパラメータの値が離散化されたグリッドの
中間に位置すると,物体の見逃しや誤検出を引き起こす問題があった.
この問題に対し,Tangらはatomic
normという新しいノルムの概念を導入し,パラメータ空間の離散化の過程を経ずに連続
値パラメータを推定する圧縮センシングの手法を提案した.本研究では,一般的な圧縮センシングの問題を解くアルゴリズムであるBasis Pursuit(BP),
及びDanzig Selector(DS)の二手法と加法的雑音下でのパラメータ推定の精度を比較検証した.