電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-8-5
SBPHP音源方向推定法の反射音耐性の検討
◎沼田 亮・金田 豊(東京電機大)
実環境で音源方向推定を行う際,反射音の影響で誤推定が発生する.そこで筆者らは,反射音耐性に優れるSub-Band Peak Hold Phase(SBPHP)処理を提案し,相互相関関数法(CC: Cross-Correlation)を組み合わせた,SBPHP-CC法について検討を行ってきた.本稿では,従来の代表的手法であるPHAT法とMUSIC法と比較することで,SBPHP-CC法の反射音耐性について検討した.反射の影響の大きい環境で録音した音声を用いて音源方向推定をした結果,発話角度に対する推定角度の許容誤差を±10°にした場合,PHAT法の誤推定数は22,MUSIC法は7,SBPHP-CC法は0と,SBPHP-CC法は従来法より反射音耐性に優れることを確認した.