電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-7-12
Cortex-M0+上のソフトウェアへの多重故障注入攻撃とその対策
◎梨本翔永・本間尚文・林 優一(東北大)・高橋順子・冨士 仁(NTT)・青木孝文(東北大)
故障注入攻撃は,暗号プロセッサに対する物理攻撃として知られているが,近年,故障の注入により生じる命令スキップ等の現象を利用して汎用ソフトウェアにも適用可能であることが報告されている.しかし,従来の報告では,単一の故障のみを利用した攻撃しか考慮されておらず,複数の故障(多重故障)を注入する,より高度な攻撃に関しては検討されていなかった.そこで,本稿では,ソフトウェアへの攻撃としてよく知られるバッファオーバーフロー攻撃と多重故障注入を組合せた攻撃の可能性を示す.ARM Cortex-M0+を用いた実験を通して,その実現可能性を示すとともに,ソフトウェアレベルでの対策手法を示す.