電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-5-6
音響 FDTD と時間・周波数領域処理を用いた複数音源定位
◎丸山 彰・西方敦博(東工大)
電磁気の相反性に基づいた電磁波源定位法を, 音波伝搬に応用したモノポール音源の定位法が先に提案されているが, 複数同時音源の推定には不十分であった. 本研究では, 複数同時発話音源の定位および分離を目標とし, 評価要素として新たに周波数成分を加えた評価関数を提案し, ダミーヘッドの頭部モデルに基づいた音響 FDTDを用いた水平面複数音源の定位計算を行った.3秒間の複数同時音声の一致度を評価関数で計算し, 音源位置にピークが得られることを確認した.時間領域のみを考慮した従来法に比べ音源位置以外の一致度の抑制が確認でき, 複数音源の同時定位が可能であることを示した.