電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-4-1
模擬ヒト橈骨モデルを伝搬する超音波の実験的検討
◎八軒卓磨・中西翔子・松川真美(同志社大)
LD100 (応用電機) は骨粗鬆症用の安全な超音波計測装置として集団スクリーニングに適している.LD100は診断に二波伝搬現象を利用している.この現象は多孔質媒質である海綿骨 (間隙部内は液体状の骨髄が満たしている) を伝搬する縦波が高速波 (主に骨梁を伝搬) と低速波 (主に骨髄を伝搬) に分離するものである.しかし実際の海綿骨は皮質骨で覆われているため,海綿骨を迂回し皮質骨のみを伝搬する周回波が存在する.LD100は橈骨末端付近を走査し透過した音波の音速や減衰から診断をしている.この際,センサと橈骨の位置関係によっては周回波が影響する恐れがある.そこで本研究では,LD100の計測手法を模擬し,センサ・試料の位置関係が周回波に与える影響について実験的に検討した.