電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-2-15
QAM コヒーレント状態信号に対する非破壊的な量子受信機の平均誤り率
○佐藤和輝・宇佐見庄五(名城大)・臼田 毅(愛知県立大)
量子力学に基づき構成された,量子受信機は古典的な測定誤り率の限界を超える性能を示すことから,様々な研究がなされている.特に送受信信号としてコヒーレント状態信号を用いた通信において,Kennedy受信機のような,構成可能な受信機の研究は重要である.本研究は,Kennedy受信機の多元信号への一般化として,非破壊的な測定を取り入れた,非破壊的な量子受信機の性能調査を行う研究の一つである.これまで,PSK,ASKコヒーレント状態信号に対して準最適な性能であることが示された非破壊的な量子受信機の構成法を,QAMコヒーレント状態信号に適用した.その際の平均誤り率が,平均誤り率の準最適な解析解であるSRMと比較し,準最適であることを示した.