電子情報通信学会総合大会講演要旨
A-1-1
デスクリプタシステム表現による回路方程式の一定式化
◎斉藤大輔・関根敏和・高橋康宏(岐阜大)
回路の高速化や高密度化に伴って,これまで一様と見做していた回路のグランドの電位が一様ではないと考えて解析する必要が出てきている.多くの汎用回路シミュレータで用いられている修正節点解析法は,グランドの電位が一様でない回路の解析では,グランドの電位が一様の場合に比べて,素子数の増加の割合よりも節点数の増加の割合の方が大きくなるので,解析の効率が落ちる.筆者らは,先に,修正節点方程式から開始して,状態方程式を得る一方法を提案した.しかし,この方法は,解析する回路によっては,前処理として特異値分解が必要だった.本文では,特異値分解を用いずに微分方程式数が最小のデスクリプタシステム表現に定式化して解析の効率を上げることを検討している.