電子情報通信学会総合大会講演要旨
CS-3-1
リニアテ-プシステム用高容量媒体の研究
○原澤 建・小柳真仁・清水 治(富士フイルム)
近年のテ-プストレ-ジの主流であるリニアテ-プシステムでは,主に塗布型磁気テ-プが用いられている.2002年にメタル磁性体(MP)を用いた塗布型磁気テ-プにより記録容量1TB/巻(面記録密度1Gb/in2)の技術デモが実施された.その後,メタルテ-プがテ-プストレ-ジの記録密度の進歩を支えてきたが近年メタル磁性体の限界が近づき,その進歩が減速してきた.このため次世代磁性体としてバリウムフェライト(BaFe)を用いた塗布型磁気テ-プにより2006年に8TB/巻(6.7Gb/in2),2010年に35TB/巻(29.5Gb/in2)の技術デモが実施され,テ-プストレ-ジの高密度化への更なる可能性が示された.昨年,2014年には154TB/巻(85.9Gb/in2)の技術デモの発表,10TB/巻のリニアテ-プストレ-ジシステムが商品化されるなど今後もますますテープストレ-ジの高容量化が期待される.本報告では,上記154TB/巻の技術デモで用いられたテ-プ媒体の特徴と磁性体微粒子化といった技術動向について報告する.