電気学会全国大会講演要旨
6-268
照明器具における給電方式の検討
○河原大地・三好宏明・雪田和人・後藤泰之・一柳勝宏(愛知工業大学)・森田祐志(きんでん)
近年LED照明などの低消費電力機器が普及してきているとともに,パワーエレクトロニクス分野の発展により直流電力にて駆動するデジタル家電が増加し始めている。本論文では,調光センサを導入したLED照明において,交流/直流給電方式における消費電力の変換効率について比較した。交流給電の場合は交流100V,直流給電の場合は直流380V,各給電方式におけるLED照明の調光率を85%と設定した。その結果,直流給電における変換効率は,交流給電と比較して約4.4%向上することが確認できた。以上より,直流給電方式は交流給電方式よりも省エネルギー化が期待できると考えられる。