電気学会全国大会講演要旨
6-244
送配電系統における太陽光発電と電力貯蔵装置の最適導入量決定問題
◎小西隆介・高橋正樹(慶應義塾大学,JST-CREST)・竹延祐二・林 泰弘(早稲田大学,JST-CREST)
近年,再生可能エネルギーの送配電系統への分散的な導入が期待されているが,太陽光発電のような出力に不確実性を有する再生可能エネルギーが系統に系統全体に大量導入する場合,送電系統では供給不足・過剰の制約と面積等の再生可能エネルギーの建設用地に関する制約を,配電系統では電圧・電流の制約を考慮しつつ,接続申請に基づいて導入する必要がある。 本研究では,送配電系統双方の制約を考慮した太陽光発電と電力貯蔵装置の最適導入量を求める最適化問題の枠組みを提案し,シミュレーションにより各種制約条件を満たす送配電系統への太陽光発電と電力貯蔵装置の最適導入量を求め,提案の有効性を確認した。