電気学会全国大会講演要旨
6-236
エネルギー効率を考慮したエアコン負荷モデルによる太陽光発電導入時の需給調整力の検討
◎都倉麻代・坂本織江(上智大学)
近年、再生可能エネルギーの導入が進められてきている。しかし、再生可能エネルギーの出力は、天候条件に左右され、系統に導入する際には周波数変動の抑制が課題となる。この対策として、需要側の負荷を制御することに着目した。この負荷の対象としては、エアコン、冷蔵庫等の消費電力を変化させても需要側の利便性への影響が少ないものが有望である。そこで先行研究において、エネルギー利用効率を考慮した家庭用エアコンの負荷モデルを提案した。このモデルを利用してオフィスビルを想定し、太陽光発電の出力が急変するときに着目し、解析結果を用いて、太陽光発電時のエアコンの運転手法・調整力を検討した。