電気学会全国大会講演要旨
6-234
時間前市場と連携したDRによる小売事業者の利益改善効果に関する一検討
◎佐野正裕・坂上聡子・井野本正樹・橋本博幸(三菱電機)
小売全面自由化に向けて、小売事業者が増加している。自由化後は同時同量が課せられるため、顧客の電力需要予測値の変化に応じた需給調整が求められる。需給調整手段としては、1時間前市場の創設が検討されており、実需給直前の取引環境は整備されつつある。したがって小売事業者にとっては、時間前市場取引や市場価格を考慮したDRを活用することで、より経済的に需給調整ができる可能性がある。 本稿では、時間前市場価格を考慮したDRにより供給力確保を行う小売事業を想定し、シミュレーションにて有効性を検証した。その結果、時間前DRによりコスト・収入ともに減少するものの、コストの減少幅が大きいため、小売事業者の利益の増加が確認できた。