電気学会全国大会講演要旨
6-233
電鉄負荷のデマンドレスポンス潜在量についての一検討
◎松崎俊太郎・黒丸廣一・柘植修平・小貫素彦・林屋 均(東日本旅客鉄道)
近年、電力自由化の中で、系統需給の調整役としてデマンドレスポンス(以下DR)の重要性が高まっている。欧州では、系統運用者がアグリゲーターのネガワット取引を介しDRを実施した例があるが、我が国でもネガワット取引のガイドラインが策定された。当社は、自営電力系統を経由し自営発電所で発生した電力を電鉄負荷に供給しているが、電力貯蔵装置の一括充放電制御や電鉄負荷のDRを組み合わせることで、どの程度系統全体の需要量を変化させる可能性があるか、検討を行ったので報告する。