電気学会全国大会講演要旨
6-232
管路で接続された多数台導水ポンプの可制御負荷としての利用の検討
○島田夏樹・今中政輝・馬場旬平(東京大学)
多数台のインバータ駆動のポンプ群の消費電力の合計の制御を行うシミュレーションを行った。太陽光発電等の変動性をもつ電源が大量に系統に導入された際には、LFC容量の不足が懸念されている。そこで本論文では、大きく変動する太陽光発電の発電に合わせてポンプ群を動かすことで系統の周波数を保つことを考えた。ポンプ間を結ぶ管路の損失やポンプの運転特性をシミュレーションに反映させたうえで、ポンプの目標指令値を入力するとそれに対応するインバータへの入力周波数を計算するモデルを作成した。その上で、実際に太陽光発電の発電の変動を補償するシミュレーションを行った。