電気学会全国大会講演要旨
6-208
複雑系モデルを用いた分散型太陽光発電普及シミュレーション
○村上朝之・若杉健一(成蹊大学)・瀬戸寿之(仙台みらい子供塾)
PV普及問題を一つの切り口として、主に電気電力工学の知識により記述される工学的要素に対する電力潮流解析と、各需要家が太陽光発電を許容していく様相・社会的な導入奨励施策の寄与等の社会学的要素に対する複雑系シミュレーションを組み合わせたハイブリッドモデリングを行った。その結果、電力潮流解析から予測される街スケールの配電網状況に、需要家の心理的作用およびPV導入政策の影響が重畳されるPV普及過程のダイナミクスを把握することが出来た。