電気学会全国大会講演要旨
6-169
将来の配電系統の高度化に関する基礎検討-その4 高圧配電系統モデルを用いた分析-
○飯岡大輔(東北大学)・馬場旬平(東京大学)・太田 豊(東京都市大学)・徳田憲昭(エネルギー総合工学研究所)・浅野浩志(電力中央研究所)
筆者らは,将来の配電系統のあるべき姿を明らかにすることを目的として,配電系統の高度化を志向するモデルケースを提案し,常時の配電制御・運用における電圧上昇や電圧変動を潮流計算により検証している。本稿では,住宅地および農山村地域を対象として,提案している配電系統モデルを示した。まず比較のために使用する従来モデルを示した。次に提案する部分昇圧モデルを示した。このモデルは6.6kV配電線の幹線部分のみを22kVに昇圧したものである。その他に,多回線化モデル,無効電力調整機器モデルについても示した,。また,潮流計算に用いた負荷モデル,太陽光発電モデルについても述べた。