電気学会全国大会講演要旨
6-119
1時間後電力需要予測におけるデータ到達率と予測精度の評価
◎荒井理穂・和田卓久・久保田和人(東芝)
電力自由化において、新電力会社は計画値同時同量を実現するため、精度の高い需要予測技術を求められる。需要予測に用いる電力需要履歴データはスマートメータ経由での入手が想定されているが、通信等の遅延によって予測実施時点で入手すべきデータの一部が到達していない可能性があり、この場合、予測精度の悪化が想定される。 本稿では、1時間後需要予測をターゲットとし、データの到達率が変化した場合の予測誤差を、YSCP 実証試験で収集した需要家データを用いて評価した結果を報告する。