電気学会全国大会講演要旨
6-014
真空インタラプタ内の放電パターンの識別手法に関する考察
◎孔 飛・小島寛樹(名古屋大学)・木村俊則・月間 満(三菱電機)・早川直樹(名古屋大学)
真空インタラプタ(Vacuum interrupter: VI)の絶縁状態を把握するためには,VI内部における放電箇所および放電パターンの識別が重要である.本研究では,外部からの光学的な観測が困難なVI内部の複合絶縁系における放電パターンに対して,放電進展特性に基づく放電パターンの識別手法を提案し,VIモデルにおける検証実験を行った.5種類50回の放電パターンを識別することができた(識別率93%).したがって,提案した識別手法がVI内部の複合絶縁系における放電パターンの識別に対して有効であると言うことができる.