電気学会全国大会講演要旨
6-013
ケーブル系統用ガス絶縁VT残留電荷放電責務に関する調査
◎大崎裕太・加川博明・小林隆幸(東京電力)・米田真人・細川 修(東芝)
地中送電線ケーブルを停止後,残留電荷がある状態で直接接地すると,電荷の急激な移動により,ケーブル芯線中に往復振動性サージが発生し,ケーブル防食層に誘起し,防食層の絶縁破壊を引き起こす恐れがある。それを防止するためにはケーブル残留電荷を放電する必要があり,抵抗付き接地開閉器を適用し,ケーブル残留電荷の大部分を抵抗を介して放電させた後に,直接接地しているケースもあるが,近年では接地形計器用変圧器(以下,VT)を適用し,残留電荷を放電することが主流となっている。ケーブル残留電荷放電責務については,JECやIECなどの国内外規格に規定されておらず,その耐量についても製造者の設計により様々であるため,ケーブル残留電荷放電耐量が不足していることに起因したVTの地絡事故等も発生している。このため,本論文では,東京電力におけるケーブル残留電荷放電責務に関する調査を行い,所要責務を提案する。