電気学会全国大会講演要旨
5-179
駅設置太陽光発電システムにおける直流地絡保護の必要性と対策の検討
◎伊東和彦・山野井 隆・川原敬治(西日本旅客鉄道)・田中 憲・西川孝雄(三菱電機)
太陽光発電設備は太陽光モジュールで発電した直流低圧を交流に変換するパワーコンディショナまで直流低圧配線を敷設しているが、この間で発生した微小な地絡を検出する方法は確立されていない。そのため、鉄道の駅舎上に敷設された直流配電部で微小な地絡が継続し、直流電流が流れ続けた場合には、電食によって構造物の鉄筋が腐食することや火災の原因となることが考えられる。本稿では太陽光発電設備における微小な直流地絡保護の必要性とその対策について検討した内容を報告する。