電気学会全国大会講演要旨
5-172
自励式PWM制御車に適合した交流き電回路の高調波解析式の検討
○赤木雅陽・森本大観(鉄道総合技術研究所)
AT方式交流き電回路は分布定数としての性質を有する他,電気車が高調波を発生すると高調波共振を生じることがあるため,以前から高調波電流流出量の解析が行われている。 従来の解析においては電気車をサイリスタ制御車に代表される電流源と見立て検討が行われてきた。しかし,近年は電圧源であるPWMコンバータを搭載した電気車が主流となり,新たな解析モデルが求められていた。 筆者らは今回,電圧源として振る舞う電気車と分布定数であるき電回路を組み合わせた高調波共振解析式を導出した。この解析式に基づく数値計算を実施した結果,電気車の位置や電気車の編成数が共振周波数や電力系統への高調波電流流出量に影響を与えることを明らかにしたので報告する。