電気学会全国大会講演要旨
5-149
移動閉そく方式に対応した列車運行シミュレーション手法の高速化
◎國松武俊・寺澤孝彦・武内陽子(鉄道総合技術研究所)・平山純一郎・御木孝亮(アドバンストラフィックシステムズ)・山下 修(ジェイアール総研情報システム)
鉄道では近年,「移動閉そく」と呼ばれる,列車に対する信号を,先行列車の移動に伴い連続的に変化する停止目標位置の情報とすることで,列車間隔を短縮する方式が実用化されつつある。筆者らは,その導入効果の評価ツールとして列車運行シミュレータの作成に取り組んでいるが,移動閉そくでの列車運行シミュレーションでは,連続的に変化する停止目標位置に従って運転パターンを更新する必要があるため,特段の工夫をしなければ,周期的な逐次計算が必要となる。しかしこれでは,朝ラッシュなど列車本数が多い場合には,実用に耐えうる計算速度とはならない。そこで本稿では,移動閉そくにおける列車運行シミュレーションの高速化を検討し,逐次計算よりも速度向上可能な手法を考案した。