電気学会全国大会講演要旨
5-140
リラクタンス型ベアリングレスバーニアモータの提案
◎関根隆弘・中尾正裕・土方規実雄・田中康寛(東京都市大学)
従来のベアリングレスモータなどの磁気浮上を利用したモータは、機械的に非接触という利点を持つ反面、ギヤに代表される機械的減速装置を用いることができないため、高トルクを必要とする用途には不向きである。そこで、本研究では、構造的に低速高トルク駆動に適したバーニアモータに着目し、そのベアリングレスモータ化を検討している。これにより磁気浮上による完全非接触と低速高トルクという機能を両立することができる。そのため、ベアリンの使用が困難な真空環境や高洗浄度環境への応用が期待できる。本稿では、リラクタンス型のベアリングレスバーニアモータを提案、そのトルクと軸支持力特性の解析結果を示す。