電気学会全国大会講演要旨
5-137
スラスト磁気支持に吸引力に加えて反発力を活用する5軸能動制御型磁気浮上ポンプの検討
◎奥村龍平・竹本真紹・小笠原悟司(北海道大学)・平櫛真男(セイコー化工機)
近年、電磁力によってインぺラと一体となった回転子主軸を支持することができる磁浮上型ポンプの研究・開発が盛んに行われている。磁気浮上型ポンプは回転子主軸を完全非接触で浮上回転できるため、機械軸受や潤滑油、シールなどの摺動部といった消耗品を必要としない。そのため、発塵のないクリーンな送液、メンテナンスフリー、長寿命、高い化学耐性といった優れた特性を持つポンプが実現可能となる。 本論文では、新たにスラスト磁気支持に吸引力に加えて反発力を活用する5 軸能動制御型磁気浮上ポンプについて提案し、提案構造が要求仕様を満たす軸支持力を発生させることを3D-FEA解析によって確認したので報告する。