電気学会全国大会講演要旨
5-116
高電圧超電導ケーブルに向けた低誘電損失材料の部分放電開始特性
◎石田一樹・松岡達矢・小島寛樹・早川直樹(名古屋大学)
高電圧超電導ケーブルの開発において電気絶縁性能の向上と誘電損失低減の両方が求められてきた。これまで、ポーラスを持つ低誘電損失材料としてDuPontTM Tyvek®(ポリエチレン不織布)に着目し,その絶縁破壊特性が空隙率を考慮した体積効果に依存することを示した。そこで本稿においては、液体窒素(LN2)浸漬時のTyvek®における部分放電開始電界の空隙率を考慮したLN2体積依存性を検討した。その結果、部分放電開始電界がLN2体積に依存することを明らかにした。このことから、絶縁破壊特性と同様に部分放電開始電界がTyvek®内部のLN2体積を考慮した体積効果の影響を受けることを示唆した。