電気学会全国大会講演要旨
5-113
各相が2層で構成される三相同一軸高温超電導ケーブルの構成方法に関する検討
◎榊原稜二・北谷大貴・篠﨑勇希・宮城大輔・津田 理(東北大学)・濱島高太郎(前川製作所)
三相同一軸ケーブルは,通電層が同軸上に配置された構造であり,他の通電層からの垂直磁場を低減できるため,大電流通電に向いている。本研究では,発電所の相分離母線への適用を想定し,各相が2層で構成される三相同一軸ケーブルの構成方法を,通電電流(6kA~10kA)をパラメータとして検討した。その結果,通電電流の増加に伴い,冷媒の摩擦損失は減少するものの,外部からの侵入熱と導体部の交流損失は増大し,8kA時に全損失が最小となることがわかった。また,更に全損失を低減するには,通電電流が小さい場合は冷媒の摩擦損失を,通電電流が大きい場合は導体部の損失を低減する必要があり,これには導体径を大きくすることが有効であることがわかった。