電気学会全国大会講演要旨
5-108
超伝導バルク磁石における人工的な欠陥の位置と捕捉磁場特性の関係
◎エランダクラワンシャ・趙 元鼎・横山和哉(足利工業大学)・岡 徹雄(新潟大学)
近年,超伝導バルク体の大型・高特性に伴い,パルス磁化法で大きな磁場をさせることが難しくなりつつある。そこで,試料の一部に意図的に欠陥を導入したバルク体を考案した。これまでは特性の低い結晶成長領域(Growth Sector Region; GSR)に細孔を加工してきたが,本文では特性の高い結晶成長境界(Growth Sector Boundary; GSB)に加工し,磁場侵入時の磁気シールドを低減させて,磁場を侵入し易くすることを試みた。