電気学会全国大会講演要旨
5-105
超伝導バルク磁石における逆磁場を用いた複数回パルス着磁の研究
◎原 健介・下田竜也・太田博之・阿久津裕哉・小川 純・福井 聡・佐藤孝雄・岡 徹雄(新潟大学)・横山和也(足利工業大学)
パルス着磁法は超伝導バルク磁石の着磁法のひとつであり、他の方法と比べて装置が簡便で応用上優れているという利点がある。今回、2回のパルス着磁において、1発目と2発目の磁場印加の際、異なる極性の磁場(以下逆磁場)を印加することでバルクへの磁場侵入挙動や捕捉磁場がどのように変化するのか調査、検討を行った。その結果、逆磁場を用いたパルス着磁はバルクへの磁場の侵入を容易する効果があるとわかった。また、それが1発目の磁場の大きさや形状によって変化することを実験結果より得られた。