電気学会全国大会講演要旨
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REBCO導体の4.2Kにおける臨界電流特性の測定
◎則本知哉・鈴木恵子・高尾智明(上智大学)・土屋清澄・寺島昭夫・多和田正文・増澤美佳(高エネルギー加速器研究機構)・菊池章弘(物質・材料研究機構)・藤田真司・飯島康祐(フジクラ)
近年, CERNを中心としてLHC加速器の次期の計画, 100 TeVクラスの超大型加速器Future Circular Collider (FCC)の検討が始まっている。そこで必要とされるリング用高磁場マグネットは16〜20 Tの2極マグネットであり, 現時点ではNb3Sn の16 TマグネットとHTSの20 Tマグネットの2つが候補に上げられている。これらの磁石開発の第一歩としてREBCO導体の4.2 Kに於ける臨界電流特性の研究を開始した。4.2 K, 垂直磁場下で4種類の線材のIc値の測定を行った。その結果, ピンを導入したSuperPowerのAP線がピンの少ないSuperPowerのCF線よりも優れたIc特性をもつこと,フジクラの線材はSuperPowerのAP線とほぼ同じIc値をもつことが確認できた。SuNAMの線材は77 KでのIc値は高いが, 他の線材に比べIc(4.2 K) / Ic(77 K)の比が小さいことが分かった。