電気学会全国大会講演要旨
5-075
重ね巻型3相一体可変インダクタの特性検証
○大日向 敬・有松健司(東北電力)・中村健二・一ノ倉 理(東北大学)・山田 真・瀧口雅也・小島武彦(富士電機)
近年の再生可能エネルギー導入拡大に伴う電圧変動や電圧上昇などの電力品質低下への対応として,筆者らは,可変インダクタを適用した電圧調整機器の開発を進めている。これまで,田型磁路構造の可変インダクタを適用した安価で信頼性の高い電圧調整装置を開発し,実用段階となっているが,現状の可変インダクタは単相構造であるため,サイズや重量面への制約が生じている。本論文では,小型軽量化が可能となる,重ね巻型3相一体可変インダクタ10kVA試作器における特性検証結果について述べる。