電気学会全国大会講演要旨
5-016
小容量アキシャルギャップモータの軽負荷領域における固定子スロット形状の効率比較
◎藤田大輝・竹本真紹・小笠原悟司(北海道大学)
一般的にモータの固定子スロット形状は,つばのある半閉スロット形状がトルクを発生しやすいため良いと言われている。一方,オープンスロット形状はトルクを発生しにくいが,巻線が巻きやすくコストが低いことが利点である。 本稿で検討を行っている小容量のアキシャルギャップモータでは,軽負荷の運転ポイントで長時間運転するため,この運転ポイントでの高効率化が強く求められている。 そこで,小容量アキシャルギャップモータにおいて,軽負荷の運転ポイントにおける効率が最も高くなる固定子スロット形状について検討を行ったので報告する。