電気学会全国大会講演要旨
5-013
レアアースおよびフェライト磁石を用いたPMSMの開発
◎増子智希・三木一郎(明治大学)
永久磁石同期モータ(PMSM)には、小型・軽量・高効率化を実現するためにレアアース磁石が用いられている。レアアース磁石の材料であるネオジムやジスプロシウムなどのレアアース元素は高価であるのに加えて、今後の安定した供給への懸念は拭えない。そのため、レアアースの使用量の削減は依然として重要な課題である。本稿ではネオジム磁石のみを用いた従来モデルを比較対象とし、固定子構造と回転子外径および軸長を従来モデルから変更を加えないという条件のもと、従来モデルと同等のトルクを得ることが可能なレアアースおよびフェライト磁石を併用したPMSMについて3D-FEAにより検討を行ったので報告する。