電気学会全国大会講演要旨
5-012
二次元有限要素法による高磁束密度PM同期モータの基礎特性解析
◎宮原和希・石川 諒・吉田 敬(九州大学)
我々は、高トルクで効率の良い中高速かつ大量輸送用のリニアモータの研究を行ってきた。このモータの特徴としては界磁に使用する永久磁石(PM)を同極が対向するように配置することでエアギャップ中に高い磁束密度を発生することができ、従来の輸送用リニアモータよりも高い性能を得られる。本研究では、低速時に大きなトルクを必要とするダイレクトドライブ型インホイールモータへの応用を考え、二次元有限要素法解析により基礎特性の解析を行った。提案するモータ(V形永久磁石配列24極27スロット同期モータ)の回転速度や電流密度を変更し解析を行い、中低速回転速度でも効率90パーセント以上を達成することができた。