電気学会全国大会講演要旨
5-005
高効率運転領域拡大のためのGAによるIPMSMロータ構造自動設計に関する検討
◎中田知希・真田雅之・森本茂雄・井上征則(大阪府立大学)
近年,様々な要求仕様に対する用途別のモータ設計技術に関心が高まってきており,設計期間の短縮や設計方法の汎用化が望まれている。本研究では遺伝的アルゴリズム(GA)を用いて所望のモータ特性となるようにモータ構造を自動設計することによる設計方法の汎用化を検討している。 本検討ではIPMSMの設計期間の短縮や設計方法の汎用化を目的として,有限要素法の要素数を減少させた粗メッシュ有限要素法とGAを組み合わせた手法による高効率運転領域拡大のためのIPMSMのロータ構造自動設計について検討した。 その結果,実用的な時間で広範囲の高効率運転領域を持つロータ構造を設計でき,本手法の有効性を確認できた。