電気学会全国大会講演要旨
4-228
光散乱方式凝集センサーを用いた凝集剤薬注制御システムの排水処理プロセスへの適用
◎長尾信明・麦林裕弘(栗田工業)・穂積直裕(豊橋技術科学大学)
レーザー光散乱を用いた凝集状態モニター(以下、凝集センサと略)による、凝集状態判定結果および実際の現場への適用例を報告する。従来低濃度の産業排水を対象に行っていたフロック間清澄度の計測機能に加え、散乱光波高値計測から求めたフロック粒径分布情報による凝集状態判定機能を付加し、高濃度(SS濃度:3,000mg/l以上)懸濁水を対象とした凝集剤薬注制御処理への適用を試みた。砕石洗浄排水などの無機系濁水を対象とした凝集処理への適用例を紹介する。