電気学会全国大会講演要旨
4-223
夏場におけるデシカント空調システムの運転方式と温室内温度の関係
◎石川敏嗣・村田遼太郎・林 則行(宮崎大学)・田島大輔(福岡工業大学)
我々は100 ℃以下の排熱を用いたデシカント空調システムを利用し, 温室内環境改善を目的とした研究を行っている. 今回は温室内外の温度差と絶対湿度差が大きい場合にそれぞれ異なるデシカント空調システムの運転方式(換気方式とハイブリッド方式)を用いて温室内を除湿し, 除湿処理の結果の比較を報告する. 今回の除湿処理の結果より, 温室内外の温度差が大きい場合は, 換気方式のみの場合よりもハイブリッド方式の方が温室内の温度を下げることができるということが分かった. しかし, 目標温湿度に制御できなかったため, 今後は新しい吸湿材料の導入や顕熱交換器の冷却を検討する.