電気学会全国大会講演要旨
4-221
Semi-Binary NMFに基づく機器別消費電力推定
◎松本眞子・宮澤歩夢・藤本 悠・林 泰弘(早稲田大学)
近年,電力供給の不安定性の対策として家庭内のエネルギーマネジメントが注目されている。その方法の一つとして家庭内機器の消費電力「見える化」が挙げられ,個々の機器の消費電力量を可視化することで需要家に高効率な節約を促すことが可能である。本稿では,分電盤に設置した単一センサで計測した総消費電力量データに対して行列分解の応用手法を用いることで個々の機器の消費電力を推定することを考える。一般的な機器の断続的な稼働傾向に着目して正則化を加えた手法を紹介し,実家庭で測定したデータを用い,手法の精度評価を行う。