電気学会全国大会講演要旨
4-198
自律型移動ロボットの障害物判定と回避動作の検討
◎安盛貴之・浜松芳夫・星野貴弘(日本大学)
工場内などで荷物や部品の搬送に利用されている無人搬送車(AGV)は搬送中,予期せぬ障害物に遭遇すると衝突防止機能により停止してしまう.AGVの停止は運搬効率が低下してしまう場合があるため,その障害物を回避し搬送ルートに復帰する必要がある.しかし,遭遇した障害物が人のような動的な障害物であった場合,動きの予測が困難なため障害物の回避は衝突のリスクが高まる.そこで,AGVは遭遇した障害物が動的であるか静的であるかを自律的に判断し,それぞれの障害物に対して適切な行動をとる必要がある.本研究では,実際にAGV を想定した自律型移動ロボットを製作し,運搬効率と安全性を高めるAGV のシステムを検討し,そのシステムを構築する.