電気学会全国大会講演要旨
4-183
テーブル参照モデルを用いたパワーMOSFETスイッチング波形簡易計算手法
◎繁内宏治・池上悠太朗・佐藤之彦(千葉大学)
電力変換器の設計を最適化し,性能を極大化するためには,主な制約条件となる変換器損失を適切に見積もらなければならない。本研究では,スイッチング損失と設計要素の関係を明らかにする手段として,テーブル参照モデルを用いた,MOSFETスイッチング波形簡易計算手法を提案する。この手法は,各寄生要素や,ゲート駆動回路を変化させた解析に加え,MOSFETモデルの作成が容易であることから,MOSFETのパラメータを任意に変化させた解析も可能である。提案する手法の内容を述べた後、実験結果を通じてその有効性を明らかにする。