電気学会全国大会講演要旨
4-181
電力変換器の解析的周波数特性の汎用的計算法
◎高見悠基・加藤利次・井上 馨(同志社大学)
電力変換器の設計において、フィルタ等による振動の抑制や安定性解析を行うために制御系を含めた回路全体の周波数特性の計算が必要となる場合が多い。本報告は、線形の平均化電力変換回路等価回路に対して、素子や制御ブロックの接続情報とパラメータ値より、シミュレータの汎用化手法を用いて自動的に定式化して周波数特性の計算を行う方法を提案するものである。本提案手法は様々な電力変換回路およびシステムに適用可能であるが、例として系統連系インバータの出力アドミタンスの計算を行ない、状態変数法により求めた解析解および実験結果との一致を確認している。