電気学会全国大会講演要旨
4-177
大容量非接触給電トランスの放熱機構の検討
◎吉岡直人・金子裕良(埼玉大学)
大容量非接触給電トランスにおける放熱能力の向上法を検討した。放熱のためにアルミをトランス近傍に設置すると渦電流による損失が発生し,それ自体が発熱体となってしまう可能性がある。放熱用アルミの大きさや設置位置による損失への影響を,JMAGを用いた給電シミュレーションと熱解析シミュレーションにより定性的に検討し,トランスの放熱機構設計法を示した。提案する非接触給電トランスの放熱機構の有効性を確認したと共に,各放熱アルミパーツによる損失への影響や放熱特性を評価した。