電気学会全国大会講演要旨
4-166
磁気共振結合を用いた無線電力伝送の複数デバイス受電を想定した電力制御とその評価
◎桑原尚希・嶋村耕平・横田 茂(筑波大学)
磁気共振結合を用いた無線電力伝送において、受電側で所望の一定電力を得る方法として、送受電両側で通信する方法、伝送効率から受電側電力を推定する方法等が挙げられるが、単一の送電装置に対し移動する給電対象が複数ある場合には受電側で自律的に対応できれば望ましい。本研究では送電側で自動インピーダンス整合を行うシステムにおいて受電側でスイッチングレギュレータを用いて受電側の負荷に所望の電圧・電力を与えるように制御し、それによる効率および送電側反射電力等への影響を評価する。尚、受電側は単純・軽量化のため送電側のみでインピーダンス整合をとるシステムとした。