電気学会全国大会講演要旨
4-106
400W級LED駆動電源におけるDC/DC協調制御法の実験による検証
◎片元優太・山田洋明・田中俊彦(山口大学)・岡本昌幸(宇部工業高等専門学校)・矢田智春(新日本無線)
近年,環境保全や省エネルギー化の観点から,照明器具の分野では従来の照明よりも長寿命,低消費電力等の特長を持つLED 照明への注目が高まっている。電力変換効率を向上したLED 駆動電源として,フライバックコンバータを二並列接続した回路方式が提案されている。しかし同文献の制御法では,低電流出力時にコンバータのデューティ比を十分に確保できない課題があった。この課題を解決するため,著者らは先に,電流指令値に応じて各コンバータの出力を協調制御する手法を提案し,シミュレーションにより有用性を明らかにした。本論文では,提案回路の直流側の実機を構成して,提案制御法の有効性を検証したので報告する。