電気学会全国大会講演要旨
4-062
大容量インダクタの損失測定における電流検出方法の検討
◎最上智勝・清水敏久(首都大学東京)
電力変換装置の高電力密度化にはインダクタなどの受動部品の損失評価も重要である。数十KVAクラス以上の大容量インダクタの損失を計測する手法として大電流シャント抵抗を用いる方法がある。しかし、電力計測器が推奨するシャント抵抗を用いても寄生インダクタンス等の影響で高精度計測は困難である。筆者らは,シャント抵抗の検出電圧波形から寄生インダクタンスの影響を除去する手法とその高精度化について検討を行ったので報告する。