電気学会全国大会講演要旨
4-054
高周波電流注入と拡張誘起電圧外乱オブザーバを用いたSynRMの低速時の位置センサレス制御におけるインダクタンス変動の影響
◎近藤翔太・野村勇太・冨田睦雄(岐阜工業高等専門学校)・長谷川 勝(中部大学)・道木慎二(名古屋大学)・加藤真二(岐阜工業高等専門学校)
低速時のシンクロナスリラクタンスモータの位置推定手法として高周波電流を注入する手法が提案されてきた。本方法では、注入する高周波電流の周波数を、モータの騒音の低減を考慮して、モータの機械的な共振周波数より十分低い200 Hz に設定している。このような周波数の信号を重畳させる場合においては、この信号がモータを駆動するための電流制御系に影響を与えるため、モータ駆動のための電流制御器にフィードバックする電流に含まれている重畳周波数成分を除去するために、BSF(Band Stop Filter) を用いる方法や、モータと電流制御器のモデルを用いる方法が提案されている。本方法においては、高周波電流を注入する手法であることに着目し、モータ駆動のための電流制御器にフィードバックする重畳周波数成分を含む電流から、あらかじめ設定してある高周波電流の指令値を差し引くことで、重畳周波数成分を除去することを提案する。