電気学会全国大会講演要旨
4-052
磁気変調形モータの電圧方程式に関する基礎検討
◎本橋勇人・野口季彦(静岡大学)・青山真大(スズキ)
本論文は、パワースプリットHEVシステムの集積化を目的として研究が行われている磁気変調形モータの電圧方程式に関する基礎検討をまとめたものである。磁気変調形モータは変調子を有することで変調されたロータ磁石磁束がステータに鎖交することや、ステータとインナーロータの極数が異なることなど、一般的な永久磁石同期モータの制御則を適用することができない。そのため、磁気変調形モータの電圧方程式及びトルク式を導出し、数学モデルとして表わした。また、電磁界解析によりトルク-電流位相特性を明らかにし、各要素のトルクが極数によって分配されるギア比の関係になることを確認できた。