電気学会全国大会講演要旨
4-039
IPMSMのV/f制御に基づくモータパラメータを用いないオンライン最大トルク/電流制御
◎東井孝途・加藤尚和・伊東淳一(長岡技術科学大学)
本論文では,V/f制御に基づく山登り法を用いたMTPA制御を提案し,実機検証を行った結果について述べている。本制御方式はモータパラメータを一切使用しないところに特徴がある。また,提案手法の有効性を確認するため,実機検証を行った結果,提案手法では負荷トルクが0.07 p.u.の場合,相電流が約1/3になることを確認した。さらに,従来手法と同様に,提案手法を用いた場合でも負荷トルクの大きさによらず,MTPA制御が達成可能であることを確認した。