電気学会全国大会講演要旨
3-132
全方向走査のためのウエハ接合を用いた二軸静電駆動マイクロミラー
◎佐藤克哉・佐々木 敬・羽根一博(東北大学)
近年、自動車の衝突防止や自動運転を目的とした運転支援システムが注目されている。車両の周囲の情報を得るために、夜間の使用や距離の測定が可能な光学式センサは有用である。光学式センサの中でも、専用のレンズを用いて360度全方向にレーザを走査可能なスキャナが報告されており、x軸とy軸の共振周波数が等しい二軸のマイクロミラーが必要である。本研究では、ウエハ接合を用いた二軸の静電駆動マイクロミラーを設計し、考案したプロセスによってデバイスの製作に成功した。駆動試験の結果、直交する2つの振動モードが現れた。