電気学会全国大会講演要旨
3-119
バイオLSIを用いた植物組織の酸素産生リアルタイムイメージング
○杉浦大和(東北工業大学)・橋 由佳・井上久美・伊野浩介・末永智一(東北大学)・葛西重信(東北工業大学)
植物組織からの酸素生産をイメージングする手法としてこれまで蛍光法や走査型電気化学顕微鏡(SECM)が報告されている.SECMは蛍光プローブを必要とせず非破壊的な計測が可能な方法であり,安川らは、プロトプラストでのイメージングに成功しているが,SECMは電極走査に時間がかかるため,葉などの大型組織のイメージングは困難である.そこで本研究では、400点同時計測可能で経時的にイメージを取得できるバイオLSIを用いて,ホウレンソウの幼葉に白色光を照射した際に光合成の明反応で産生される酸素のリアルタイムイメージングを行った.