電気学会全国大会講演要旨
3-111
マイクロリアクタ向け偏光計測CMOSイメージセンサの性能向上
◎中塚篤志・本田眞彬・中野百恵・竹原宏明・野田俊彦・笹川清隆・徳田 崇・西山靖浩・垣内喜代三・太田 淳(奈良先端科学技術大学院大学)
マイクロリアクタは微小流路で化学反応を行うシステムであり、反応効率の向上や環境負荷低減等を目指して精力的に研究されている。我々はマイクロリアクタシステム向けCMOSイメージセンサベース偏光計測装置の開発を行っており、これまでにフローセル内の溶液のリアルタイム旋光計測を実現している。今回、出力線形性を向上した新たな偏光分析CMOSイメージセンサセンサを設計し、性能向上を確認した。本成果により、従来より大幅に高精度なマイクロ旋光計測システムの実現が期待でき、マイクロリアクタでの不斉反応のモニタリングと制御の実現につながる。